小児歯科・マタニティ歯科
当院の小児歯科での4つの取り組み

お子様とのコミュニケーション
第一にコミュニケーションを大切にし、握手をしたり褒めてあげたりしながらお子様との距離を縮めます。
そして、これからする(歯をきれいにしたり、薬をつけたりする)ことをしっかりと伝えて不安を取り除きます。診察台には自ら上がってもらえるよう誘導し、嫌がる子には無理強いをさせずに、親御様や先生の膝のうえで処置を行います。

短時間の処置
口に入れる歯ブラシを見せて口を自分で開けてもらうことや、一度に長い時間を行うのではなく短時間の処置(ブラッシング)を繰り返し行うことを徹底。
処置が終わったら、「ピカピカになったね」「カッコよかったね」などの声をかけてあげ、よいことをしたのだと教えてあげるようにします。

怖いイメージへの配慮
治療の前後や治療中も、声かけは重要です。
「痛くないよ」「怖くないよ」は、「痛い」「怖い」を連想させてしまうため口には出しません。「じょうずだね」「さすがだね」などの言葉をかけ、本人をやる気にさせます。さらに、「5つ数えたらおしまいだよ」などの具体的な目標を提示することで、もう少しがんばろう、という気持ちを高めることができます。

音への配慮
歯医者での「音」は子供にとっては恐怖の対象になります。麻酔を打つときも、できるだけ音を抑えて打つことを徹底しています。針を刺す瞬間も、お子様の息遣いも含めさまざまなことを考慮しながら行います。また、歯を削る際はタービンの音に慣れさせるため、お子さんが手を挙げたらタービンを止める訓練も行っています。
お子様と接する際は、上下関係ではなく、あくまで対等であることを心がける必要があります。そうすることで、信頼関係を築くことができ、結果として正しい治療を提供することができるのです。
小児歯科での予防メニュー
ブラッシング指導

むし歯予防の基本は毎日のブラッシングです。お子様のお口の状態や成長段階に合わせたブラッシングをアドバイスします。また親御様の仕上げみがきのコツもお伝えします。
シーラント

シーラントは、歯科用プラスチックを歯の表面に流し込み、溝を埋める処置です。
食べかすや細菌が入り込みにくくなるため、歯質の弱い乳歯や永久歯(特に6歳臼歯)を保護する効果があります。むし歯予防に非常に有効な方法です。
フッ素塗布

乳歯の歯質は永久歯に比べて未発達です。
そのためむし歯になりやすく進行も早い傾向にあります。フッ素には歯質を強化する成分が含まれており、定期的に塗布すれば、効果的なむし歯予防が可能です。
過剰歯(かじょうし)の抜歯

本来生えるはずの歯の本数を超えて生えてくる「過剰歯」は周囲の歯並びに悪影響をおよぼすことが多いのでほとんどの場合、抜歯となります。
食育のアドバイス

お子様をむし歯から守るためには大切なのは食育を含めた生活習慣です。むし歯になりにくいおやつや食事について、その与え方などに関するアドバイスを行います。